将棋

読む将(6) 阿川佐和子のこの棋士に会いたい  阿川佐和子 著  

副題が「将棋の天才たちの本音に迫る捧腹絶倒11のトーク」ですので、著作ではなく週刊文春に連載されている対談の将棋編であります。

普通、古い順に載せますが、反対に最近のものからだんだん古くなります。

1番目が藤井聡汰の師匠、杉本 昌隆八段であります。

2番目は先崎学八段。 Gocchi が好きな棋士であります。

3番目が佐藤康光九段。 将棋連盟会長です。

4番目が佐藤天彦名人(対談当時)です。

5番目が羽生善治九段4冠(対談当時)です。

6番目が森内俊之名人、竜王(対談当時)です。

ここまでが、ほぼ羽生世代と呼ばれる棋士であります。

その後、7番目が米長邦雄九段ですが、この対談では2回登場します。

9番目が瀬川昌司七段、アマからプロになった元奨励会員。

10番目が谷川浩司九段、永世名人でもあります。

11番目が渡辺明竜王(対談当時)です。彼は漫画家の妻と一緒に2度目の登場となっています。

全体を通して感じることは、阿川さんが将棋を知らないので、内容は薄いです。

しかし、対談の名手らしく、上手く本音を引き出しているところもあり、面白いです。

ここに載っている本以外にも読んで感じるのは、羽生善治永世名人は人間的にも素晴らしい人であることです。

この後に「証言 羽生世代」という本について書くつもりですが、羽生世代の強さの謎は、羽生の人間性になるのではないかと思います。

まぁ、本筋から外れますが、この本を含めて彼の良き人間性が際立っています。

この本は気軽に読むことができるので、「観る将」の人たちには最適でしょう。

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