将棋

読む将(8) 将棋指しがひと息ついて  日本将棋連盟 

この本は大変珍しいジャンルに属します。エッセイ集なのですが、著者が30人もいる、リレーエッセイなのであります。

表紙の言葉が、「棋士が勝負のスキマでほっと休憩、音楽、故郷、旅行、家族。自由に綴った30作品」であります。

佐藤天彦九段に始まり、糸谷哲郎八段で終わっています。
谷川、森内、羽生永世名人は登場しません。

テーマも自由ですので、様々な話が出てきます。女流棋士も多数登場して、女流の世界のことも分かります。とにかく棋士それぞれ思いを綴っていますので、今まで味わったことのない感動を貰えます。貴重な本だと思います。

囲碁界でも、日本棋院が出版元になって、二番煎じでもいいじゃないですか、棋士の様々な思いを読むことができて、棋士に親しみを持てるようになると思います。

私は、囲碁は打ちますが、将棋はこの20年くらいは指したことがありません。
将棋は「棋士•その世界」 中平邦彦 著 を読んで以来、棋士の人間性に興味が向いてしまいました。

その後、将棋に限らず、囲碁棋士についても、そういう本が出版されるたびに買っては読みました。将棋では、升田、大山の話が大好きでした。特に升田九段にはとても魅力を感じました。囲碁では、呉清源九段の十番後、木谷門下の活躍、大竹、林海鋒のライバル物語など、多くの本と、「懸賞打ち」などの小説も徹夜で読みました。

最近は、書き手がいなくなったのか、読み物が少なくなって寂しいです。
将棋界は藤井聡太八冠の登場で、彼に関する読み物が多数出版されています。

「棋承転結」と合わせて「将棋指しがひと息ついて」も読むと棋士に関して益々興味を持つことができると思います。

読んでみましょう。

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