囲碁

読む将(4) 藤井聡太のいる時代  朝日新聞将棋取材班

Gocchi は 棋士 藤井聡汰 が大好きで、テレビ、本、彼が出ていれば必ず見、読みます。

2月15日だったか、文藝春秋を買いに本屋に行くと、「藤井聡汰のいる時代」と「囲碁ライバル物語」を見つけました。

読みたい本が3冊、今までは店内にあるドトールでコーヒーを飲みながら読むところですが、今回はリュックに入れて帰宅しました。

最初に読んだのがこの本でした。
内容は殆ど知っていることばかりでした。それでも面白くて2時間ほどで読み終えました。

著者が一人ではなくて、朝日新聞の記者4人が執筆しています。新聞に連載された記事を纏めて一冊の本にしたものです。この連載はまだ続いていますので、いずれ続編が出版されるでしょう。

藤井聡汰に関する本は今までに数冊読んでいますが、ここには書いていなかった。
何故、書かなかったのか? 他の将棋の本に関しては書いているのに。

それで、彼の本を探してみたが、見つからない。妻に聞いたら、どうも知り合いに貸したらしい。読んで良かったから、勧めたのだと思う。

それらは、彼の師匠である杉本八段が書いたものです。記者がインタビューして書くものより、師匠から見た藤井聡汰を描くわけですから、内容に差がでるのは仕方がないことです。

藤井聡汰が、師匠に弟子入りした時、杉本七段でした。
弟子は瞬く間に七段になり、師匠と並びました。

八段昇格を一緒に争い、師匠が先に八段になりました。弟子の努力を見て、師匠も頑張ったのだと思います。良かったです。

 


続いて「囲碁ライバル物語」を読みましたが、本を開いてびっくり、文字が大きい。
がっかりです。

字が大きいだけでなく、内容も薄い。
著者の「それも一局」は木谷道場を取材して、中身は結構濃かった。
結構期待していたので、今回の「囲碁ライバル物語」は残念に思います。

技術書以外の出版に関して、囲碁界は将棋界に完全に負けています。Gocchi は囲碁、将棋の棋士たちを描いた本が大好きで、かなりの本を持っています。他の本は売りましたが、ゴルフ、囲碁、将棋の本は売りませんでした。

囲碁界、将棋界というのは、特殊な世界で、その内面を世間に伝えることは大変難しいことであります。囲碁、将棋を深く理解するにはかなりの棋力が必要になります。

それ故、棋士が書けば一番良いのですが、書ける棋士が少ないのも事実です。

将棋界には河口俊彦六段という素晴らしい書き手がいました。
彼が描く升田、大山像は、他の本からでは決して得ることができないものです。

先崎学九段もまた、現役棋士であり、素晴らしい書き手であります。
彼の本と夏坂健は、見つけ次第必ず買います。

ゴルフの夏坂健は、ブックオフで見つけ次第買うのですが、同じ本が多くあるわけではありません。理由は、ゴルファーは読むべきと思っているので、すぐにプレゼントしてしまうからです。。

囲碁界では、小説家に良い書き手がいるように思います。

「名人」を書いた川端康成、「昭和の碁」「懸賞打ち」の江崎誠致などが思い出されます。

棋士が書いたのは自伝が多く、数が限られます。

囲碁界の若き名人だった 芝野虎丸について、同じ棋士の兄 芝野龍之介が書いています。

話が終わらなくなりそうなので、この位にしますが、古い本もありますので、またこのテーマで書きたいと思います。

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