著者の中山典之六段は日本棋院のプロ棋士であります。
略歴(出典 ウィキペディア)
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アマチュア出身であり、入段が遅かった。タイトル戦などには縁がなかったが、文才に長け、『実録囲碁講談』『囲碁の世界』など囲碁界に関する多数の著作がある。またライターや編者としての100冊以上の棋書の編纂を行った。アマチュアへの指導に高い評価がある。また、ほぼ毎年海外に出て、囲碁の普及に努め、その功労により、平成8年度普及功労賞、平成16年大倉喜七郎賞受賞。
若い頃は名記録係といわれ、読売新聞の観戦記者である山田覆面子に重用された。
珍瓏の名手であり、代表作の1つである「ハート」は世界中の囲碁愛好家に知られている。
2010年2月16日、脳梗塞により77歳で死去。追贈七段。
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昭和の囲碁界については、様々な本があると思われますが、今までに読んだものとはちょっと違います。
例えば、江崎 誠致氏の「昭和の碁」であれば、木谷実、呉清源から始まるが、中山氏の著作では、個人よりも囲碁界全体の流れに重点が置かれています。
昭和囲碁界の重要人物に直接話を聞いていることが凄い。
従って、登場人物がとても人間臭く感じました。 通り一遍ではない、生の人間性が、囲碁を深く知っているプロの目で書かれているのです。
このことは、将棋界の河口俊彦七段(プロ棋士)の著作と同様な視点であります。
プロ棋士から見たプロ棋士の素顔。 アマには持つことが不可能な視点。
この本は上下になっていて、現在、上巻が読み終わりました。
下巻は、呉清源、藤沢庫之助の十番碁から始まります。
その後、坂田、高川と続きます。
坂田、高川の全盛期は、Gocchi の知らない時代で、林海峯が坂田から名人を取るあたりから、「棋道」とか「囲碁クラブ」などの雑誌で読んでいました。
下巻をこれから読みます。
下の青字をクリックするとそこに行けます。
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