2024年3月1日
羽田空港で強風のため飛行機が遅れることが分かったので、2冊の新書を買った中の1冊です。
認知症が気になってきたので、題名に目が行って買ってしまいました。
「はじめに」の中に、活字を読むこと、音読すことだけで、認知機能が回復、改善したのですと書いてあります。
新しい薬でも、症状の進行を遅らせるだけであって認知機能が回復するわけではありません。高い新薬よりも素晴らしい結果なのであります。
読書の効用を脳科学者として研究する中で証明しているのです。
それと対称的なスマホ、タブレットの使用は、考える力に関係する前頭葉が全く活性していない結果を研究で明らかにしています。マッサージを受けていると同じレベルです。
大雑把に分けると、前半が「読書の効用」後半が「スマホ、タブレットの恐怖」になります。特に子供たちにタブレットを配ったり、スマホを持たせることによって、前頭葉の発達が殆ど見られない研究結果にはまさに、恐怖を覚えます。
私自身、なんでもスマホで検索するのですが、辞書を引くのと比べると記憶の強さが雲泥の差があることに驚きました。
180ページ程の、新書で薄い部類に入る本です。価格も900円とお得です。
とにかく東北大学で色々な計測器を使って、脳の状態を調べた結果なので、とても説得力があります。
私のような年寄り、子供を育てている世代の親御さん、スマホを使いすぎている学生、社会人、学校の先生に是非読んでもらいたい本です。
お年寄りは声に出して読むと、認知機能が回復、改善されるそうなので、大変よろしいのです。私も、声に出して、ゆっくりと味わいながら読みます。