「読むゴルフ」の1番目は、この本をおいて他にはありません。
ゴルフを始めて40年以上になりますが、夏坂 健氏からの影響が一番大きかったです。
世界、中でもスコットランドでの資料収集には、驚くばかりです。
自分の足で、目で、口で、耳で、集めた資料の説得力は凄まじい。
先ず、この本の目次をちょっと紹介します。
Ⅰ 風に吹かれて 12編
Ⅱ ラウンド・ザ・ワールド 9 編
Ⅲ 賢者のゴルフ 12編
1編は数ページで独立しているので、読むのに手ごろです。
Ⅱの中にスコットランドが2つ出てきます。
「カーヌスティ・ゴルフリンクス」と「ガラン・ゴルフクラブ」です。
私は「ガラン・ゴルフクラブ」を読んで、ここは行かなくてはと思ったのでした。
理由は、最後の1節
「やがてある日、旅に病んで夢が枯野を駆け巡る時がやってきたならば、それは「ガラン」であることが望ましい」
世界中のゴルフ場を見てきた彼が、最後はガランでというのだから、行かずにはいられません。
この一節が、私をスコットランドに駆り立てた張本人なのです。
およそ4ページしかないエッセイですが、その威力はすさまじい。
行く前は想像し、行って感動し、帰ってきて思い出に浸る、旅は3回楽しめます。
このブログの
「初めてのスコットランド一人旅(16)(17)(18)(19)」4編に詳しく書いてあります。
是非お読みください。 読む
ガランが長くなりましたが、もう一つ。
最終編の一節。
「早い組のスタートだったテイラーとブレードは、悔いの残る試合を終わらせたあと、18番に面した「トム・モリスの店」の2階にバートンを呼んで、ここからゲームを観戦することにした」
とあります。1921年の全英オープン最終日の記述です。
そう、18番グリーンを見下ろすことができる2階の窓、「ゴルフの3巨人」もそこから見たのだ。
Gocchi もいつかあそこの窓から見てみたい。
今年は駄目だけど、いつの日か行きたい。
2021年の全英オープンはセントアンドリュースオールドコース開催です。
楽しみができました。テレビで見るしかないけど、あの「ゴルフの3巨人」も見た窓からトム・モリスの末裔婦人は顔をだすのでしょうか。
そうそう、小耳にはさんだことですが、ゴルファーは夏坂健を読んだか、読まないかで2つに分類されるのだそうです。
読んだ派になりましょう。
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