囲碁

読む碁(9) ムツゴロウの碁好き六好き  畑 正憲 著

表題の「碁好き六好き」の意味を、ムツゴロウ氏はあとがきの最後で次のように書いています。

タイトルの「碁好き六好き」は、ゴ(五)そのものも好きだけれども、それにプラスアルファした六だって好きなのだよという意味である。

この本は1985年2月発行ですので、およそ30年前のものです。

ムツゴロウ氏の本を最初に読んだのは、「どんべぇ物語」でした。
上川町の猟師から譲り受けた子供のヒグマを育てる話です。

これに感動して、ムツゴロウシリーズは、動物の餌代のつもりで殆ど買っていました。
北海道に動物王国を作って、数多くの本が出版されました。

囲碁の本はこれ1冊だと思います。

囲碁に夢中になって上達する過程が面白い。
憎いライバル出現が、勝ちたい一心で本を読んで勉強するようです。

羨ましかったのは、最初の師匠が「小川 誠子 女流棋士」なのです。

5子から始めて、最終的には3子になったようです。

どこかで大局を見る目が変わる。その時が上達した時だと私も思います。

ムツゴロウ氏の凄い能力の一つに、写真のように記憶されること。
将棋の升田幸三九段も同じような能力があり、電線に停まっているススメの数を当てるのに、見て記憶し、目をつぶって映像をみて数えるのだそうです。

ムツゴロウ氏が棋譜を見て、鑑賞できると書いていますが、私は碁盤に並べて初めて内容がわかるのです。羨ましい能力です。

この本には囲碁の他に麻雀のことも話題になっています。
私の見るところ、囲碁より麻雀の方が強いと思われます。

麻雀の本は、確かムツゴロウシリーズにあったはずとネットで調べたらありました。
「ムツゴロウの麻雀記」は以前持っていたのですが、処分してしまいました。

この他に、「ムツゴロウの精密麻雀」という本があり、両方注文してしまいました。

いずれ「読む麻雀」に登場すると思います。

最近、ムツさんが話題になることがないようですが、どうしているのでしょうねぇ。

この碁の本は、今までの本とは違い、素人が書いたものなので、身近に感じることができます。

読む価値ありです。

続く

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