囲碁

読む碁(5) 目碁の館  江崎 誠致 著

読む碁シリーズを始めてから早くも5冊目であります。

赤坂にあるちょっと席料が高い囲碁サロンを舞台に、目碁(賭け碁)を打つ人たちの人間模様を、続き物6個の短編で描かれています。

まぁ小説なので作り事ですが、主人公の作家さんが江崎氏とダブります。

懸賞打ちのように波乱万丈とはいきませんが、読んでいて面白いです。

以下の文章から始まる。

赤坂見付けから一歩裏通りにはいると、喫茶店、レストラン、料亭、バー、キャバレーその他の歓楽施設が目白押しに軒をつらねている。 そのただなかにある小型の雑居ビルの5階に「手談」という風変わりな碁会所が開店したのは、昭和47年のことであった。

昭和47年といえば、Gocchiが大学を卒業したころになります。 およそ半世紀昔。

私自身は目碁(賭け碁)は打ったのことがありませんが、大きく負けないために慎重に打ちすすめるのかなぁと想像します。

ゴルフでは昼飯やコーヒーを掛けたりしますが、勝ったの時の美味しいこと、囲碁もそうなのかしら。

お金だとちょっと露骨になるので、昼飯かコーヒーくらいが良いのかもしれません。

6編のうち2編を読んだところで書いています。

読み終えたら、また追加します。

追加です。

「手談」とは囲碁の別名で、手で語る、言葉ではなく手でということです。

この碁会所に、囲碁仲間が集まり、和気藹々で目碁(賭け碁)打つのです。
3編までは、そこでの出来事ですが、4編で「手談」は閉店となります。

そこから、仲間が集まる所を探しますが、なかなか見つかりません。

囲碁仲間の一人である碁盤商が、マンションの一室で碁会所をオープンします。

まぁ商売が軌道に乗るまでの話が2編続きます。

江崎氏の書くものは、碁が好きなんだんぁと感じさせるものがほとんどです。
碁好きの特性も良くとらえています。

私は将棋の実戦を殆ど指さないので、将棋好きの特性がちょっと分からないのが残念です。

昔、読んだような気もするのですが、面白かったです。

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