ゴルフ

2度目のスコットランド ダンディー編(4) トムモリス末裔婦人と初めて言葉を交わす

これは初めてオールドコースを訪ねた時のものです。(2012年「初めてのスコットランド(4)」参照)

2014年8月4日、若いキャディーのご両親と最終ホールまで来た時、上の写真の2階右の窓からご婦人が18番グリーンを見ていました。

この女性は、以前にも見かけたことがあり関心はありましたが、声を掛ける機会がありませんでした。

この時は、キャディーさんのご両親と話したりして英語が出やすい状況だったことと窓との距離が近く感じて、”Are you Tom Morris’s…..” まで言ったところで “Grand grand granddaughter”と答えてくれました。(ひ孫の一つ上と解釈しました)

正解は、”Great-great-granddaughter”でした。

写真を撮りたいとお願いしたら、即、”OK” 、”明日、ちょっとしたプレゼントをしたい”、”OK” と話はトントン拍子に進みました。

モザイクを入れるかどうか迷いましたが、本人の承諾を得ていないので入れましたが、入れない方が気品があって素敵です。当たり前でした。

 

翌日、ちょっとしたプレゼント(ペンギンの折り紙)を持って行きました。


とても喜んでくれて、”origami”の話題が、ロンドン博覧会?まで飛んだのですが、私の英語力がついていけませんでした。 残念!

その後も、ペンギンのおかげで、私を記憶していてくれてます。

翌年の2015年は、全英オープンがこのオールドコースで開催されました。
練習日に、「私を覚えていますか?」と声を掛けたら、”Of course”(もちろん)
なんと響きの良い言葉でしょう。 ”Yes” の5倍は嬉しい。

彼女が窓から18番ホールのグリーンを見ています。(特上席)
“TOM MORRIS”の看板の下に、モリス父子が優勝した年度が書かれています。
(2012年にはなかった)

ギャラリーが映っています。
この道は一般道ですので、中央に柵が設置されて、内側が有料、外側が無料になってます。

次は、2017年、フランス旅行でしたが、ちょっとだけスコットランドに行きました。

当然オールドコースのこのお店を訪ねました。

そこにいた店員さん。

私を知っているという。
「ペンギンをもらいました」 「どこで?」 「オールドパビリオンで」

思い出しました。この店から1番、18番を挟んで向かい側にあるブッキングハウス(オールドパビリオン)の売店にいました。 「ペンギンをにあげる」と聞いて驚いたら、仮面を脱ぐ振りしたひょうきんなおねぇさん?でした。

エジンバラに電話してくれて、翌日会うことになりました。


プラーベートな入り口のプレートです。

翌日、建物左のドアが開いていて、自宅に訪ねました。
幾つか質問を用意していたのですが、「ゴルフをしますか?」に
「子供ができるまでは、、、」と遠くを見る目になりました。

その後、話が旦那さんの目が良くなくて、手術をする方に行き、単語が難しくなってしまいました。

結構長い時間、心配事を抱えているにも関わらず、下手な英語に付き合ってくれました。
ありがとう。

トムモリスジュニアも遊んだと思われる庭です。

プライベートの玄関の内側から見た1番のスタートハウス。

翌2018年は、カーヌスティで全英オープンが開催されました。

行くか行かないか迷って前年の12月に決断、行くことにしました。

決めた後に、長年の友人でゴルフ練習場の社長さんが、「俺も行く」とのこと。
夏坂健の本を読みだしてから、いつか一緒に行こうと話し合っていた仲でした。

飛行機と宿の手配が上手くいき、珍道中が始まりました。

「オカムラ社長のスコットランド旅行記!」というブログに詳しく書かれています。
お読み下されば分かりますが、このブログより素晴らしいです。
http://blog.golf-okamura.com/?eid=1105058#top ←行先

なお、上記ブログに登場する「Gさん」とはゴッチ(Gocchi)私のことであります。

 

オールドコースに行ってみると、いつもの2階の窓から ”How are you?” と声を掛けてくれました。
“I am fine thank you and you?” と答える私でした。

旦那さんの目の手術も上手くいったそうで、良かったです。

TOM MORRIS の看板が撤去され、THE OPEN GOLF SHOP に代わりました。


彼女が「Claret Jug が中にあるよ」と叫んでいますが、意味が分かりません。

社長は知っていました。優勝カップの別名でした。

中に入ると

誰のものでしょう? ちょっと疑問でしたが、素晴らしい。

 

彼女の店は2012年から見ていますが、少しずつ変わり、ついには “TOM MORRIS” の名前が無くなりました。

2012年の時は私も、”TOM MORRIS” ブランドの物を買いましたが、店員の対応が悪かったり、値段が高かったりで買うことはなくなりました。

“TOM MORRIS”を知らない世代になったことが最大の原因でしょうが、寂しいことです。

彼女に”TOM MORRIS”が消えてちょっと寂しいと言ったら、顔が曇ったのですぐに話題をかえました。 しかし、この決断は正しかったと思います。

2021年、全英オープンはオールドコースで150回記念大会が開催されます。
2021年にまた会いましょうと別れてきたのに、行けずに残念です。

いつ行けるか分かりませんが、もし行けたら

「2階の窓からオールドコースを見てみたい」とお願いしてみるつもりです。

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「初めてのスコットランド一人旅(1)」を読む

「2度目のスコットランド 友人とゴルフ三昧編 (1)」を読む

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