ノースバーウィックゴルフクラブのスタートハウス。
スタータの職員と時計の上のペンギンです。
ちょっと話が長くなりますが、聞いて下さい。
6月13日、千歳から韓国経由でヒースロー空港に到着しました。
入国審査があり、そこで若い女性の審査官に目的を聞かれて「3ヵ月ゴルフをしに来ました」と言ったら、怪しい人物と思われたらしく
「他にはないのか?」「囲碁」「なんだそれ?」「ゲーム」「何する?」「教える」
「他にはないのか?」「折り紙」「何する?」「教える」
「泊まるところは?」
「どの町に行く?」
とにかく通してくれないのです。
上司らしい年配の女性が出てきて、取りなしてくれているらしいのですが、
それでも通してくれない。
「無職」が気に障ったのかもしれません。
ちゃんと働いて、定年退職したことも分かってもらえて、通してくれるかと思いきや、「乗り換えはあっち」と言うのです。
最初から言ってくれたら良かったのに。
エジンバラ行きの国内線へは殆どフリーパスでした。
飛行機の中で窓から外を見ながら、泣きそうなくらい落ち込んでいました。
着陸体制に入った時、隣の婦人が「ゴルフ場が」と教えてくれました。
「ゴルフ好き?」と聞いたら「大好き」と、そこでヒースロー空港での話をして、
「ゴルフで3ヵ月は長い?」「そんなことはない」とっても嬉しくなりました。
そして、荷物受け取りの所で話をしていて分かったことは、アメリカツーソンからの里帰りで(バカンス)でノースバーウィックに滞在しているとのこと、滞在期間中に私もその街に滞在することでした。
すると彼女が、搭乗券を私にくれて、「ノースバーウィックゴルフクラブのスタートハウスでこの搭乗券を見せると私たちの居所がわかる」と言うのです。
2週間後、ゴルフクラブのスタート室を訪ねて搭乗券を見せると「ちょうど今、クラブハウスでシャワーを浴びている」とのことでした。
クラブハウスを訪ねると、「じゃーメンバーズルームでコーヒーでも飲みましょう」と2階に案内してくれました。
空港でもプレゼントしたペンギンの折り紙の実演中です。
お二人は、前年のミュアフィールドゴルフクラブで開催された全英オープンでマーシャルとしてお手伝いしたそうです。
オールドコースなどゴルフの話で盛り上がり、楽しい時間でした。
この後、勧められたダンバーゴルフクラブで、ゴルフ三昧。
ナイスアウト
あの辺かな
置きにいってます。
階段付きのバンカー
朝食、ハムと卵焼き。自炊
ケバブのテイクアウト。
ゴルフと折り紙で貴重な経験をすることができました。
ノースバーウィックゴルフクラブはあのトムモリス父子が試合中に、セントアンドリュースからの電報(ジュニアの妻が出産で危篤)を受け取った所で、船でセントアンドリュースに帰ったのでした。
夏坂健氏のエッセイには、「メンバーに退会の決議をした最初のクラブ」というエピソードがあります。