書籍

「月記」2024年4月(4月17日記)

4月13日(日)
扉の写真は、散歩の途中で撮ったものです。春が来たかと思えば、また雪が降るという変な天気が続きましたが、今度こそ、春になって欲しい。

いつも書くことですが、時の流れが早くて困ります。4月も半ばになりました。

初旬には、札幌から大学時代の友人が、一人で訪ねてくれました。
奥さんと息子は、アメリカに住むこれまた息子の所に大谷を見に行ったそうです。
友人は、体に自信がないと道北へ一人旅。その途中で北見に寄ってくれたのでした。

2泊してくれて、1日は美幌峠、川湯に二人でゆっくりドライブしました。
着いた日の夜はつるつる温泉へ、これもゆっくりお湯につかり、誰もいない露天風呂で昔の話で盛り上がりました。


美幌峠より見た結氷の屈斜路湖。


砂湯の人懐っこい白鳥

「友遠方より来る、また楽しからずや」本当にそう思います。

話は変りますが、先月紹介した「本を読めば脳は若返る」を読んでから、結構本を読むようになりました。

3月の「月記」で紹介した橋本長道氏の「覇王の譜」は傑作です。
将棋の小説では、1番というか、他に小説を知らないだけなのか、素晴らしかった。
一気に読まされました。
「読む将棋」に感想などを書くつもりです。

次回は「外山滋比古」先生の本を紹介します。

4月17日(水)
外山滋比古氏は、1983年に出版された「思考の整理学」が有名です。
この10年、東大京大で一番読まれた本として新聞などの広告に出ています。

経歴は1923年生まれ、英文学者、文学博士、評論家、エッセイストです。
私は、エッセイストの本を主に読んでいます。
2020年96才で亡くなりましたが、90才を過ぎてからの「老いの、、、、」シリーズが好きです。
「老いの整理学」「老いの練習帳」などです。

 

90才を過ぎても、色々なことに興味を示し、色々なことを考える人なのです。
年老いても、楽しく活き活きと生きることができた要因ではないかと思います。

友人たちのお膳立てもあり、囲碁の初心者セミナーで囲碁を覚えたのです。
それまでは、勝負事は嫌いだと言って、覚えようとはしなかったにもかかわらず、プロの先生に勝って、楽しかったと書いています。このくだりを読んでさらに好きになりました。

ステッキについても、武器を持ったようで、暴漢にも立ち向かえるような気持になったらしいです。私も膝を悪くして、杖をついていた時に、地下鉄で暴漢がいても立ち向かえるような気がしたのを思い出しました。
森村誠一氏の本で、「拳銃」が主人公の小説があります。
拳銃を手に入れた時の、人の心理状態を書いています。
結構、人生が変ることで、拳銃を捨てて、また別の人が拾う話です。
ちょっと思い出しました。

現在、「思考の整理学」1983年出版を読んでいますが、確かに学生時代に読んでいたら生き方も変わったかもしれないと思うし、今の学生にも読ませたいです。

続く

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