二酸化炭素温暖化説の崩壊  広瀬 隆  著

この本は2010年7月に発行されています。

20年ほど前に、この本の著者 広瀬氏の「原発の危険性を訴えた」講演を聞いたのが、私の原発反対の基礎になっています。

その後、起きるはずがないと言われていた原発事故(メルトダウン)が起きてしまいました。

広瀬氏が、温暖化に懐疑的な本を出していることにちょっと驚きながら買って読みました。

最近のニュースで、二酸化炭素規制に日本が消極的だと批判されているのをみると、温暖化の原因はホントに二酸化炭素なの? という疑問が湧いてきました。

最近、古本屋ではない本屋でも、「地球温暖化」に関する本が見当たりません。

「不都合な真実」が出版された頃、近い将来、地球は灼熱地獄になるような計算結果(コンピュータシミュレーション)が声高に叫ばれいました。

私は高々100年ほどの温度データを使って計算して、それで将来がわかるの?と懐疑的でした。

地球学者や地質学者たちの意見の方に説得力を感じていました。

最近、世界的に二酸化炭素が悪者になっていますが、温暖化よりもこっちの方が大問題で「脱炭素社会」などという言葉まで出てきています。

お正月のNHK特集で、2030年問題にも温暖化と脱炭素が取り上げられていましたが、二酸化炭素だけが温暖化の原因のような捉え方をコンピュータシミュレーションの権威が話をしていました。

そのことに何の疑問を持たずに話す若者や毛利宇宙飛行士に腹が立ちました。

「我々も自分で考えて行動しよう」と言っているのでした。

 

当時、灼熱地獄とか言っていたシミュレーションの結果がどうなったのかに興味があって、最近の本を探しに行ったのでした。

 

結局、図書館で2冊の本を借りました。

 

2018年6月発行

 

2018年6月発行

図書館にある温暖化関係で一番新しいのを借りました。

今、読んでいますが、2030年には灼熱地獄にならないような気がします。

私の友人がグリーンランドや南極で厚い氷をボーリングして、昔の大気の状態を研究してますが、一般向けの本があったらなぁと思います。

これからも、関心を持って見ていきます。

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