2度目のスコットランド エジンバラ編(6) カメラが戻った話

カメラを保存していてくれたレストランのご主人

友人と別れて1週間で、ゴルフがしたくなりました。

バスで行けて、宿に近いゴルフ場を地図で探すとシルバーノーズ(Silverknows golf club)でした。

バスに乗って下見に行き、予約をして、帰りに途中のレストランで食事をしたのです。

レストランと書きましたが、下町の大衆食堂という雰囲気の店です。

帰ってすぐにカメラがないのに気が付きました。

外国で、ものを失くすと出てくることはなく、諦めるしかないものです。

それでも、翌日ゴルフ場を訪れ、カメラのことを聞くと、届いてないとのこと。

一応、レストランに寄って確かめると、椅子のところにあったと、カメラとコインを保管してくれていたのです。

ポケットからコインも落としていたのでした。

店のご主人も奥さんも、礼には及びませんよっというような感じでした。

お礼の折り紙のペンギンは喜んでくれました。

後日、この話をタクシーの運転手さんにしたら、スコットランドでは道に物を置きっぱなしにしても、翌日もそこにあると言って、驚きもしませんでした。

さらに後日、列車で社内販売のお兄さんと隣に座ったおばさんが話を始めて盛り上がった時に、そのお兄さんが、私へのつり銭が少なかったことに気が付き足りなかった分をくれました。

その時、おばさんが言ったのが、”Scottish honesty”(スコットランド人の正直) で、スコットランド人が最も大切にしているとのことでした。

ゴルフ、カーリングはスコットランド生まれのスポーツですが、基本的には審判がいないのです。自己申告がベースになっています。

大学時代、地理の講義で先生が「山での調査で、道に荷物を置いてままでも、なくなりはしない」と言っていたことも思い出しました。

さらに後日、2018年、カーヌスティで全英オープンがあった時、ダンディ駅のホームか列車の中にやはりカメラを置き忘れたのでした。

ここはスコットランド、当然駅に届いているだろうと思って、駅で聞いたけれど、届いていませんでした。その後も、確かめましたが、ダメでした。

全英オープンは世界から観客が集まるので、カメラを拾ったのがスコットランドの人ではなかったと思うことで諦めたのでした。残念 !!!

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