折り紙って、日本では子供の頃から馴染みがあり、それ程珍しいものではありませんが、外国では ”origami” で通じるようになったとはいえ、まだまだ珍しいものです。
外国で一人旅をしていると、ちょっとしたお礼の気持ちを表すのにとても便利なものです。
そればかりでなく、たった一枚の紙から作ったものと思えないような”不思議な力“を感じることがあります。以下に印象に残った2つの例を紹介します。
ダンディーからエディンバラへ向かう列車の中で、父と3,4才の男の子が隣のボックスに乗り込んできました。2羽のペンギン(折り紙)をあげると、それで一人遊びを始め、時々私を見つめてくれました。別れに手を上げると手をあげて答えてくれました。
夜の10時過ぎのエディンバラ ダウンタウンのバス停での話です。
碁を打っていて気が付いたらそんな時間になっていたのです。バス停には若い女性が一人。
私が行くとなんとなく気まずい雰囲気で距離をおいたところにいました。
それでペンギンの折り紙あげると警戒心がなくなり、普通に話をすることができました。日本から来たこと、彼女の勤め先でのゴルフ事情など話が弾みました。
この時もバスの内と外でお互いに笑顔で手をあげて別れました。
人と人との垣根を取り払ってくれる魔法のような折り紙ですが、それだけではありません。
私の事をペンギンとセットで覚えていてくれるのです。
昨年はセントアンドリュースで2回、「以前あなたからペンギン折り紙を貰いました」と声を掛けられました。出会った場所を聞くと私も思い出し幸せな気分になりました。
ニュートンモア郷土博物館受付の女性。2012,14,18年3回訪れました。
スコットランドには仕事も含めて5回、延べ6か月間滞在しています。その間にペンギンは300羽以上をプレゼントしました。
いつの日か、私の子孫が、スコットランドに限らず世界のどこかで、このペンギンを見つけて私のことを思い出してくれたら、素晴らしいことだなぁと夢みたいなことを考えています。
下の写真のペンギンを探してみてください。
ノースバーウィックゴルフクラブ スタート室。
ダンディーのパブ ここで碁を打ちます。
セントアンドリュースの本屋さん 折り紙を買いました。
エジンバラのステーキ屋さん 私が帰国後、友人がペンギンを見つけて送ってくれました。
外国へ行くときは、折り紙を忘れずに!!!
折れない人は是非何か練習を!!!